岩泉純木通信Iwaizumi Jyunboku Times

コーヒーブレイク

筆者は下戸なもので、基本的にお酒を飲みません。
だから、Barというものにもなかなか縁がありません。
盛岡に行ったり東京に行ったりするときも、
基本的に作業服で行ったり来たりしているもので、
ふらりと立ち寄ったり、どなたかにお誘いいただくこともありません。

以前一度だけ、知り合いに連れて行っていただいたことがあります。

素敵な空間でしたねえ。

暗めの空間に、落ち着いたセンスのいい照明があって、
お酒の種類も知らない緊張する私に対しても、
バーテンダーさんがやさしくさりげなく(←重要)
対応してくださったり。

こういう空間は、大人にはたまらない、というのもよくわかります。

下戸でも、ノンアルコールカクテルなどで楽しませていただけます。
ただ、その後で岩泉に帰るというのは、時間的にけっこうたいへん。

そんな私にとっての、とっておきの空間は、珈琲店さん。

盛岡市本町通りにある、長期熟成オールドコーヒーの店・機屋(はたや)さん。

ここは数十年続く、「大人」な盛岡市民の心の拠り所。
ネルドリップで淹れられたコーヒーは、時間をかけて煮詰められた
カラメルのように、香り深く、濃厚で、ほのかに甘みを感じます。
甘党の私ですが、基本的にストレートでいただきます。

スタッフさんが対応くださることが多いですが、オーナーさんに
淹れていただいたときは当たり。
ゆっくりとした時間を楽しませていただいています。

ところで多彩なコレクションから取り出された素敵なカップが乗っているのは、
弊社で30年ほど前にお作りした漆塗りの一枚板カウンター。
適度にお手入れをしていただきながら、まいにちまいにち、
なでられ、拭かれ、使われてきたことがひと目で分かる、
色味と、手ざわり。
経年変化による風合いは、お金では変えません。

機屋さんは、実のところ数少ない、
「使い込まれた純木家具」を素敵な空間で楽しめるところ。
ぜひ、足をお運びください。

長期熟成オールドコーヒーの店・機屋
href=”https://hatayacoffee.com/

普段はなかなかゆっくりコーヒーを楽しむ余裕もありませんが、
先日のこと、知人が差し入れを持って訪ねてきてくれました。

普通に淹れたインスタントコーヒーですが、
人と会うほっとする時間だって、お金で買うことはできません。

差し入れは、たぬきケーキ。

このケーキを作っているは、岩泉の「うれいら通り商店街」にある菓子店
志たあめや(したあめや)」さん。
創業は江戸時代。
高級お茶菓子などよりも、かりんとうやどら焼き、ケーキなど、
庶民の味に力を入れてるところ。
昭和レトロなたぬきケーキは最近のイチオシで、
今回はクリスマス仕様に。

奥にあるコーヒーカップは、岩泉の中心から20キロほど盛岡側にある、
南部美夜之窯、村木茂さんの作。
うちの事務所では昔から使わせていただいていますし、
盛岡店でも販売しています。

村木さんは、自宅兼工房が被災し、最近やっと作品作りを再開しました。
志たあめやさんでは、大きな販売先であった道の駅が被災し、
売り上げが確保できなくなったところから、営業努力で販路を開拓し、
お菓子作りを続けています。

少しずつ、あちこちで復旧の芽が出てきました。
これからも少しずつ、一歩ずつ。

志たあめや(したあめや)
https://www.facebook.com/志たあめや-1564014573861933/

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