岩泉純木通信Iwaizumi Jyunboku Times

ケヤキのテーブル天板

今日は、今年初めて、そして台風10号の後でも初めて、
テーブル天板が完成しました。
正確には、完成直後に被災してしまったテーブル天板を、
きれいに削って仕上げ直したのですが。

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一枚板と見まごうばかりですが、3枚ハギです。
同じ丸太からとれた材木を使い、
木目を選び抜き、
中心に板目の板を、両脇に柾目の板をはぎ合わせました。
板目を3枚はぎ合わせるより手間がかかるので、
ここぞというとき以外はあまりやりません。
だからこそ、こんなに自然に・・・。

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裏を見てみます。
このテーブルは天板を両面使える「フリーテーブル」だから、
裏面のちょっと違った表情もまた楽しみ。
こちらはハギ目がわかりやすいです。

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下の方に、まるで炎のような斑が見えます。
木の生命力が燃え盛っているかのよう。
こちら側の面だけでしか味わえない魅力です。

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堅いケヤキですが、皮に近い白太(しらた)のところは
傷んでしまっていましたから、ほとんど削り落としました。
それでも木目に沿って、木の繊維を削りすぎることなく、
滑らかにしすぎることなく、風合いを残しています。
泥シミを削ったのでちょっと薄くなりましたが、
それでも50ミリあって、悠々とした厚さ。

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品名:フリーテーブル
製作(お問い合わせ)番号:16178
樹種:ケヤキ(岩手県産)
塗装:オイル
サイズ:W1800 D770~810 T50
価格:ご成約済

比較的、曲がりの少ない耳です。
地面から空へ、まっすぐまっすぐ育った姿がここに。

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木口に覗く年輪は、無垢材の証拠。
そして、木が厳しい自然の中で生きてきた証。

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材木からテーブルになったケヤキ。
使い手のお客さまのもとで、また何十年、百年以上、
働いてやるぞという声が聞こえてくるようです。

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